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飯台の茶事
6月30日、茶道の先生のお宅で飯台の茶事を行いました。

お茶事はまだ2回目で、今回の飯台の茶事は、89歳の先生ですら初の茶事です。

正午の茶事のようなフルコースではなくて、手間をかけずに出来る茶事なんです。

私たちは、初日の金曜日。
その後、土曜、日曜と3日間あります。

当日の朝は、短時間でしたが恐ろしいほどの雷雨で、お着物で行かれる方々は、とても気を揉んだと思います。
私は、膝が曲げられないので気軽な洋服で行きました。

始まる11時には、雨も小降りになりました。
寄付きは、応接間で、待ち合いは2階の座敷です。
待ち合いで、お白湯を頂いて、その後、席入りしました。
雨のため、露地での迎えつけは省かれました。

亭主の挨拶の後、懐石が運ばれてきます。
今回の飯台の茶事は、ここが特徴です。
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飯碗と汁椀を重ねて布で包んで折敷の上に乗せて出されます。
客が、自分で布から器を取り出して、其々の蓋も器として使います。

今回のお料理は、具沢山のお味噌汁。
物相のご飯(うるち米に少しもち米を混ぜてます)。胡麻豆腐。煮物はカボチャ、ひろうす、いんげん。酢の物はキュウリとタコとミョウガ。八寸にスモークサーモンと焼きししとう。
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最後に、湯斗と漬物三種。

写真は、水屋の方が撮っておいてくれたものです。

その後の、中立ちです。
雨も止んだので、露地に出て手水で手と口を清めて腰掛けに座って銅鑼がなるのを待ちます。

銅鑼の合図の後、席入りし、主菓子を頂きお濃茶を頂きました。
その後、続いてお薄です。
煙草盆、座布団が用意され、お干菓子が運ばれます。
お薄を頂いて、茶入れ、お仕服、茶匙、棗の拝見などして退席します。

外に出て、お見送りの挨拶をして終了です。

なんと、午後3時までかかりました。

簡単なお茶事といえども、やはり長丁場だなぁ。

今回、全く予習してなかったので、間違いだらけ。
さぞ、亭主は困惑した事でしょう。

特に、主菓子の縁高の正面を間違えて返しました。
丸前、角向こう。
木地の合わせ目が向こう側が正解てこと。

私は次客だったんだけど、拝見の仕方や返し方など、ほんとに難しいなぁ〜。

重ね茶碗、続き薄のお稽古を復習しないとなぁ〜。

そして、この次の日、私は水屋手伝いに行くことに。

つづく。。。

by harutin52 | 2017-07-03 15:25 | お茶の事 | Comments(0)
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