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お茶名披露茶会
またまたお茶の事。
23日の祝日、下鴨のK様のお宅で社中5名合同の茶名披露茶会に客として参加いたしました。

前夜から、着物の用意と着付けの練習を2回して、上手くいかないまま寝て、早朝5時過ぎから起きて、朝の支度と着物を着て大変でした。

紅葉シーズン真っ只中の祝日なので、電車やバスの混雑が予想されましたが、円町からはタクシーを予約しておいたので、楽に時間に余裕をもって茶会のお宅へ着けて良かったです。
MKタクシーのアプリがあって、とても便利。着物なら1割引だしお得です。

ドキドキしながら、お茶友4人と訪問、受付、待合、席入りしました。

ここのお宅は、個人のお宅なのですが、密かに3畳台目の茶室を造られていて、そちらの見学もさせてもらいました。
お庭もちゃんと造られて、飛石、蹲もあって、表玄関は洋風だったのに奥にこんな空間や本格的な茶室があるとは想像もつきませんでした。

茶席は、広間で10人の客が入ります。
私は、情けない事に足首を痛めていたので、椅子を借りて末席に座りました。

御釜の湯もよく沸き静かな空間に朝の柔らかい日差しが入ってきます。
主菓子が運ばれます。
ご製は、紫野源水。
銘は、錦秋。
紫を帯びたこしあんのお山に五色の照り葉と金銀の粉が乗っかってました。
この五色は御名を受けられた5人の色、金と銀は米寿を迎えられた先生と娘さんへの感謝のための色でした。

美味しくてお菓子を頂くと、濃茶が運ばれ数名回しながら服しましす。
程よい濃度と温度。

その後、干菓子。
御製は、新進の菓子匠のお菓子丸。
マシュマロのような羊雲。
もう一つは柿の風味がほんのりとするお菓子。

お薄も、ふわっとした口当たりで、一口含むと「おいしいー」と口にしてしまいました。

お薄を頂き、お道具の拝見や茶会の準備の裏話を先生が楽しくお話してくれて座も和み、ドキドキしていた私たちも心から楽しむ事が出来ました。

引き出物には、清水の秋峰窯のお茶碗を頂きました。
そして、点心として豪華なお弁当。
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この日は、とても寒くて風もあったので、外で食べようかーなんて事は出来ず、お茶友のお家に寄せてもらい、パクパクとおいしいー!を連発しながら完食しました。

なかなかこんな別世界のような一日を過ごす事はないので、ほんとに夢のような一日でした。

by harutin52 | 2016-11-25 10:48 | お茶の事 | Comments(2)
Commented by ume-no_ivory at 2016-11-26 14:03
harutinさん、お久しぶりです。
秋の深まるこの時期のお茶会、なんとも風情がありますね~♪
お茶のお稽古をお休みしてもう3年になり、
もうすっかりすべて忘れてしまいました。。。
harutinさんのブログにお茶のタグがつくと、
やっぱりいいなぁと思ってしまいます。

紅葉や秋のお出かけの報告も楽しく読み逃げ(笑)させていただいてますよ~。
私も京都の秋を一緒に楽しめてるような気がします。
Commented by harutin52 at 2016-11-26 20:47
ume-noさんへ
こちらこそいつも読み逃げですみません。
ume-noさんは、本当にお茶にぴったりの人です。
お着物や焼き物がお好きだし、人や自然や物を大切にされている方なので、今現在はお茶を習ってなくても、お茶の世界を楽しむ事は出来ますよ。
私も、怠け生活のせいか次々に足腰が弱くなってしまって、正座が出来ません。立ち居振る舞いが難しく、不細工なお点前です。
でも、目の前のお点前に集中するのって、気分転換になりますよ。
小習いの段階なら、ネットで検索すれば、手続きが分かりますよ。
お家で見よう見まねで、一服点ててみては如何でしょう?
美味しい和菓子も楽しんで下さい。
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